ギタリストの藤井進一さんの動画で、Number Exerciseという練習が紹介されていました。
(動画内 「10:40 Number Exerciseの説明」)
これはコード・トーンの練習方法です。
藤井さんは、長年ギターを教えているなかで、多くの人が、コード・トーンを弾く時、ルートからの形をマッスルメモリーで覚えてしまっていると感じているそうです。
それの何が問題かというと、「ルートから弾かないと、コード・トーンが分からない」という状態になってしまうという点です。
その問題を克服するためのトレーニングとして紹介されていたのが、この「Number Exercise」です。
Number Exciseの概要
Number Exciseの概要はいたってシンプルです。
以下の画像をご覧ください。

シンプルなリズム譜です。
このリズムにそって、コード進行に合わせてコード・トーンを弾く、というのがこの練習です。
動画では、Fブルースと枯葉を例に、説明されていました。
この画像はFブルースの最初の2小節です。
このリズム譜に合わせて4つのコード・トーンを弾いていきます。
ルートから弾くパターン
1小節目のF7では、
F、A、C、E♭
2小節目のB♭7では、
B♭、D、F、A
という感じです。
これを3小節目以降も続けていきます。
上の例では、
ルート、3度、5度、7度
の順番で弾きました。
これは、比較的簡単に感じるかもしれません。
この順番をずらしてみます。
3度から弾くパターン
次は、3度から順番に弾いてみます。
1小節目のF7では、
A、C、E♭、F
2小節目のB♭7では、
D、F、A、B♭
と弾くということです。
これを3小節目以降も続けていきます。
あとは、同じ要領で、5度から始めるパターン、7度から始めるパターンも練習していきます。
また、上昇するだけではなく、下降するパターンもあるため、計8パターンあることになります。
Number Exerciseをやってみた感想
この動画を見た時は、簡単だと思っていましたが、いざやってみると難しかったです。
いかに自分が、ルートポジションからの弾き方だけで覚えてしまってのかという現実を知り、
発想が硬直化してしまっていたことを理解しました。
ぜひ皆さんもやってみてください。
動画内では、藤井さんのデモ演奏もありますので、そちらもぜひご覧ください。
また、動画内で紹介されているPDFは、こちらから購入できるそうです。

今回の記事は以上です。
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