【目標設定】ジャズ・ギターの練習において、数値で測定可能なもの

「自分は本当に上達しているのだろうか?」

ジャズ・ギターを練習していると、こんな疑問を感じることはありませんか?
練習はしているけれど、進捗を確かめる方法がない。そんなときに役立つのが、数値で測定可能な目標です。

数値で追跡できる指標があれば、自分の成長を可視化でき、次に何をすべきかも明確になります。今回は、ジャズ・ギターの練習において測定可能な項目を4つのカテゴリーに分けて紹介します。


1. 習慣・行動指標(プロセス)

まずは、練習の「量」と「継続性」を測る指標です。技術やレパートリーの前に、まず練習習慣そのものを数値化することで、土台を固めることができます。

継続日数
1日数分でもギターに触れた連続日数を記録しましょう。長時間の練習ができない日でも、楽器に触れることで指の感覚を保ち、習慣を途切れさせないことが重要です。

練習時間
時間だけが全てではありませんが、ある程度の時間を投資しなければ上達は難しいのも事実です。
日次、週次、月次の練習時間を記録します。

自分の演奏を録音、聞き返した回数
客観的に自分の演奏を分析した回数を数えます。録音して聞き返すことで、リズムのズレ、音の選択、フレージングの癖など、弾いている最中には気づかない問題点が浮き彫りになります。

2. レパートリー・実戦指標(アウトプット)

次は、曲をどれだけ自分のものにしているかを測る指標です。知識や技術を実際の演奏に落とし込めているかを確認できます。

暗譜した曲数
リードシートを見ずにメロディとコード進行が弾ける曲数を数えます。暗譜することで、音楽に集中でき、セッションでも自信を持って演奏できるようになります。

コードメロディ化した曲数
自分でソロギター・アレンジを完成させた曲数です。メロディとコードを同時に弾くアレンジを作ることで、和声感覚やヴォイシングの理解が深まります。

セッション参加回数
現場での実践経験数を記録しましょう。どれだけ練習しても、実際に人前で演奏する経験に勝るものはありません。緊張感の中で演奏することで、本当の意味での「使える技術」が身につきます。

作曲数
オリジナルの楽曲や、特定のコード進行に対するエチュード(練習曲)を書いた数です。作曲することで、コード進行やメロディの構造を深く理解できます。

自作リック数
既存のコピーではなく、自分で構築したオリジナル・リックの数です。コピーしたフレーズを分解、再構築することで、自分だけの語彙が生まれます。

3. リック・語彙指標(インプット&ストック)

アドリブの引き出しをどれだけ持っているかを測る指標です。ジャズのアドリブは即興ですが、何もないところから生まれるわけではありません。蓄積された語彙があってこそ、自由な表現が可能になります。

聞いた曲やアルバムの数
ジャズは「言語」です。語彙を増やすためには、意識的にアルバムや曲を聴き、その数を記録しましょう。ただ聴くだけでなく、メモを取ったり、気になったフレーズを書き出したりすることで、よりアクティブなインプットになります。

ジャズ耳をつくるということ

ジャズの語彙は聴いた量で決まります。まずは浴びるように聴きましょう。
Amazon Music Unlimited はジャズのカタログがかなり充実していて、名盤からマイナーな録音まで一気に聴けるので、耳をつくるにはすごく向いてます。

【最初の3ヶ月は無料】Amazon Music Unlimitedの体験はこちら

コード進行別のリック数
II-V、マイナーII-V、循環進行など、状況別にストックしたフレーズの数を数えます。進行ごとに引き出しを持っておくことで、どんな場面でも対応できるようになります。

開始音(度数)別のリック数
ルート、3度、5度、7度など、どの度数からでもスタートできるフレーズの数です。同じコード進行でも、開始音を変えることで多様な表現が可能になります。

耳コピした曲数
既存のソロやフレーズを耳で拾い、自分のボキャブラリーに加えた数です。耳コピは最も効果的な学習法のひとつで、音感、リズム感、フレージングのセンスが同時に鍛えられます。


4. 技術・フィジカル指標(スキル)

最後は、身体的な習熟度を測る指標です。音楽は最終的には指先から生まれるため、フィジカルな能力も重要な要素です。

BPM(テンポ)
特定のスケール、トライアド、リックを正確なタイムで弾ける最大速度を測ります。また、特定の楽曲を安定して演奏できるターゲット・テンポを設定することも有効です。たとえば「Autumn Leavesを♩=200で演奏できる」といった具体的な目標を立てることで、練習の方向性が明確になります。


まとめ:数値化することで見えてくるもの

これらの測定可能な項目を記録していくことで、自分の練習がバランスよく進んでいるかを確認できます。たとえば、リック数は増えているのにセッション参加回数がゼロなら、アウトプットの機会を増やすべきかもしれません。逆に、練習時間は長いのにレパートリーが増えていないなら、練習の質を見直す必要があるでしょう。

測定可能な目標は、あなたの練習に客観性と具体性をもたらします。ぜひ自分に合った指標を選び、記録を始めてみてください。数ヶ月後、振り返ったときに、確かな成長を実感できるはずです。

今回の記事は以上です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました