手動のペグ回しを使っているけど、まだ弦交換に時間がかかってしまう、、
そんな悩みを抱えているギタリストの方も多いのではないでしょうか。
確かに手動のストリングスワインダーでも十分便利ですが、それでも6本すべての弦を交換するとなると、それなりに時間と体力を消耗します。
特に頻繁に弦交換をする方や、複数のギターを所有している方にとっては、弦交換の効率化は切実な問題です。
しかし、手動のペグ回しのままでは、以下のような課題が残ります。
・手首の疲労が蓄積し、長時間の弦交換がつらい
・回転速度に限界があり、時短効果に限界がある
・複数本のギターを連続で作業する際の負担が大きい
・弦交換頻度が高いほど、作業時間の累積が問題となる
これらの課題を根本的に解決する方法があります。
それが電動ストリングスワインダーの活用です。
電動化により弦交換の効率は飛躍的に向上し、ギターメンテナンスに対する意識そのものが変わります。
この記事では、弦交換を革命的に変える電動ストリングスワインダーの魅力と、特にオススメの2機種をご紹介したいと思います。
※過去記事もご参照ください。
【ペグ回し】ストリングスワインダーはいらない?とんでもない!弦交換が飛躍的に楽になるオススメアイテムです
なぜ電動ストリングスワインダーが必要なのか
手動のペグ回しでも十分便利なのに、なぜ電動である必要があるのでしょうか。
以下のような理由に共感される方は、電動化を検討する価値があります。
圧倒的な時短効果があるから
まず何といっても、電動ストリングスワインダーの最大の魅力は時短効果です。
手動のペグ回しと比較して、回転速度が圧倒的に高速なため、弦の張り替え時間が大幅に短縮されます。
手動では1本の弦を緩めるのに30秒〜1分程度かかっていたところが、電動なら10〜15秒程度で完了します。
6本すべての弦で考えると、緩める作業だけで3〜4分の時短効果があります。新しい弦を張る際も同様の効果が期待できるため、トータルで5〜8分程度の時短が可能です。
頻繁に弦交換をする方や、複数のギターをメンテナンスする方にとって、この時短効果は絶大です。
浮いた時間をギターの練習に充てることができれば、それだけで投資効果は十分といえるでしょう。
手首や腕への負担が激減するから
続いて、電動化により手首や腕への負担が激減することも大きなメリットです。
手動のペグ回しを使っていても、6本分の弦交換をすると、手首にかなりの疲労が蓄積します。
特に、古い弦を緩める際は弦のテンションが高く、手動では相当な力と時間が必要です。
電動ストリングスワインダーなら、スイッチを押すだけで高速回転するため、手首への負担はほぼゼロになります。
長時間の作業でも疲れることがなく、複数本のギターを連続でメンテナンスする際も楽々作業できます。
年齢を重ねてからも快適に弦交換を続けたい方にとって、この負担軽減効果は非常に重要です。
作業の一貫性と品質が向上するから
最後に、電動化により作業の一貫性と品質が向上することも見逃せません。
手動の場合、疲労が蓄積するにつれて作業の精度にばらつきが生じがちです。
特に最後の方の弦を張る際は、手首の疲れから巻き方が雑になったり、適切なテンションをかけられなかったりすることがあります。
電動ストリングスワインダーなら、最初から最後まで一定の品質で作業を継続できます。
疲労による作業品質の低下がないため、すべての弦を均等な品質で張り替えることができ、結果的にギター全体の調子も安定します。
電動ストリングスワインダーの選び方
電動ストリングスワインダーを選ぶ際は、以下のポイントを考慮することが大切です。
まず、回転速度と回転方向の切り替え機能です。高速回転ができることはもちろん、正転・逆転の切り替えがスムーズにできるものを選びましょう。
次に、バッテリーの持続時間と充電方式です。頻繁に使用する場合は、バッテリー容量が大きく、充電が簡単なものが便利です。
また、グリップの握りやすさと重量バランスも重要です。長時間使用しても疲れにくい設計のものを選ぶことをオススメします。
最後に、対応するペグの種類です。エレキギター、アコースティックギター、ベースなど、様々な楽器に対応できるものが理想的です。
絶対オススメの電動ストリングスワインダー2選
それでは、厳選した電動ストリングスワインダーを2機種ご紹介します。
どちらも実際に使用して、その性能と信頼性を確認した製品ですので、安心してお選びいただけます。
ERNIE BALL POWER PEG PRO(定番の安心感)
電動ストリングスワインダーの定番といえば、やはりERNIE BALLのPOWER PEG PROです。
アーニーボールといえば弦の老舗メーカーとして有名ですが、その技術力を活かした電動ペグ回しは完成度が非常に高いです。
回転速度は十分に高速で、6本の弦を緩めるのに要する時間はわずか1分程度です。
正転・逆転の切り替えもワンタッチで行え、操作性は抜群です。
バッテリー持続時間も優秀です。
重量バランスも良好で、長時間使用しても手が疲れません。
価格は電動製品としては高めですが、その分耐久性と性能は折り紙付きです。
初めて電動ストリングスワインダーを購入する方には、まずこちらをオススメします。
PARATUSS Penguin PST-30C(コンパクトな高性能)
こちらは比較的新しいブランドですが、コンパクトながら高性能な電動ストリングスワインダーです。
最大の特徴は、その小型軽量設計です。持ち運びしやすく、ケースに入れても邪魔になりません。
小型でありながら回転力は十分で、POWER PEG PROに劣らない性能を発揮します。
特筆すべきは、充電方式がUSB-Cであることです。スマートフォンと同じケーブルで充電できるため、外出先でも安心です。
価格もPOWER PEG PROより手頃で、コストパフォーマンスに優れています。
デザインもスタイリッシュで、見た目にこだわる方にもオススメです。
携帯性を重視する方や、初めて電動を試してみたい方には特に適した製品といえるでしょう。
まとめ:電動化で弦交換のストレスから完全解放!
今回の記事では、電動ストリングスワインダーの必要性とその効果について解説しました。
また、特にオススメの2機種をご紹介してきました。
ギターを長く続けていくうえで、弦交換は避けて通れない作業です。
仮に週1回の頻度で弦交換を行う場合、1年間で52回、10年間では520回もの弦交換を行う計算になります。
1回あたり10分の時短効果があれば、10年間で5,200分、つまり86時間以上の時間を節約できます。
この時間をギターの練習に充てることができれば、上達速度に大きな差が生まれることは間違いありません。
電動ストリングスワインダーへの投資は、決して贅沢品ではなく、ギターライフを充実させる必須アイテムです。
弦交換のストレスから完全に解放されて、ギター本来の楽しさに集中してくださいね。
今回の記事は以上です。
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