突然ですが、「第二外国語」という言葉がありますよね。
日本では義務教育で英語を学びますが、その後にフランス語やドイツ語などの「第二外国語」を学ぶことがあります。
そして、この「第二外国語」の考え方は、ギターにも当てはまるのではないかと思います。
この記事では、ギタリストが、「第二楽器」を練習することのメリットを紹介したいと思います。
また、筆者はギタリストにとって理想的な第二楽器は「ドラム」であると考えているため、その理由についても説明します。
第二言語と第二楽器:学ぶメリットの比較
ギタリストが、第二の楽器としてドラムを学ぶことには、言語学習と同様の多くのメリットがあります。
まずは、第二言語と第二楽器を学ぶメリットを比較してみましょう:
視野がひろがる
- 第二言語:新しい文化への理解を深め、世界観が広がる
- 第二楽器(ドラム):音楽の新たな側面を理解し、音楽観が広がる
思考が柔軟になる
- 第二言語:異なる言語構造を学ぶことで、思考の幅が広がる
- 第二楽器(ドラム):違う楽器の演奏を通じて異なる視点から音楽と向き合うため、音楽の構造をより多面的に理解することができ、音楽観が深まる
スキルの相乗効果を生む
- 第二言語:第一言語の理解も深まり、言語能力全体が向上する
- 第二楽器(ドラム):ギター演奏の理解も深まり、音楽能力全体が向上する
自信がもてる
- 第二言語:新しい言語でのコミュニケーション能力が自信につながる
- 第二楽器(ドラム):新しい楽器での演奏能力が自信につながる
演奏機会の可能性拡大
- 第二言語:国際的な仕事の機会が増える
- 第二楽器(ドラム):音楽活動の幅が広がり、新たな演奏機会が増える
いかがでしょうか?
このように、第二楽器としてドラムを学ぶことのメリットは数多くありそうです。
ただし、ここまでであれば、ドラム以外の楽器を選んでも得られるメリットとも言えます。
つづいて、数ある楽器のなかでもドラムを選ぶべき理由について解説します。
ギタリストがドラムを学ぶべき4つの理由
ギタリストの第二楽器として、ドラムをおすすめする4つの理由をご紹介します。
1. 音楽の3大要素を制覇するため
音楽には「メロディ」「ハーモニー」「リズム」という3つの重要な要素があります。ギターは、これらの要素をバランスよく学べる楽器です。
特にメロディとハーモニーの学習がしやすいと思います。
その理由を考えました。
- メロディ:単音でリードを弾くことができ、スケールやフレーズの練習がしやすい
- ハーモニー:コードを押さえることで、和音の構成や進行を直感的に理解できる
ギターは弾き語りもしやすく、メロディとハーモニーを同時に奏でられるため、ソロパフォーマンスがしやすいのも特徴です。
しかし、一方で、ギターではリズムのトレーニングが希薄になりがちです。その理由を考えました。
- 音の立ち上がりが比較的緩やか
- 練習時間の多くがメロディやコード進行の習得に費やされ、リズム楽器としての側面が軽視されがち
ドラムを学ぶことで、この「リズム」の要素を強化し、音楽の3大要素をバランスよく習得できます。
2. リズム面でギター演奏が補強されるため
ドラムで養ったリズム感は、ギター演奏にも直結します。
たとえば以下のような点で、ギタープレイの向上が期待できるのではないでしょうか。
- カッティングフレーズの精度向上
- リフやソロのリズムアレンジの幅拡大
- 正確なタイミング取り
- 効果的なシンコペーションの使用
3. バンド・サウンドに好影響をもたらすため
また、リズムセクションの視点を得ることで、バンド・サウンド全体のなかでのギターの位置づけを考えることができるようになるはずです。
- ドラマーとの息の合わせ方を理解
- 曲の展開における強弱の付け方を習得
- フィルインのタイミングと効果を体感
4. 作曲力が向上するため
音楽の3大要素を深く理解することで、作曲の幅が大きく広がります。
- よりダイナミックな楽曲構成が可能に
- リズムパターンを意識した曲作りができる
- ジャンル別の特徴的なビートを活用
- メロディ、ハーモニー、リズムのバランス感覚が向上
まとめ:ドラム演奏にチャレンジしてみませんか?
「第二楽器」としてドラムを学ぶことのメリットを整理しました。
第二外国語が新しい文化や思考方法への扉を開くように、ドラムは音楽の新たな側面を見せてくれるでしょう。
その結果、ギター演奏においても、より豊かな表現が可能になるはずです。
今回の記事は以上です。
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